理念

松陰高校が目指すもの

歴史的に見て、山口県は日本の近代化を導いた寺子屋教育の成果を上げた地です。 松陰高校は、こうした教育の精神を学び、画一的な授業形態とは異なる、少人数で生徒の「個」に応じた学習スタイルを基本に、生徒の個性や可能性を引き出す教育を目指します。 比較的に時間を自由に使えるという通信制高校のメリットを生かしながら、生徒たちが、学問の面白さを実感し、自分自身を見つめる時間を教職員と共有することで、彼らが自己を発見し、進路の実現を果たせるようサポートを続けます。 松陰(Sho-in)高校のSには右の6つのSの思いが込められています。

 

 

葉狩忠司

松陰高等学校本校 校長 葉狩忠司

『人間は自然のうちで最も弱い一茎の葦に過ぎない。しかしそれは考える葦である。』という偉人の言葉があります。 本校が開校した2011年は、私たちに自然の威力の凄さとともに「人が生きるとはどういうことなのか」を考えさせられる年になりました。 私たちは「人が人らしく生きるために学校がすることは何か」を追究し続けます。私たちの学校「松陰高等学校」は校名の示すとおり過去の輝かしい歴史に学び、先人の知恵とたくましさを身につけることに力をいれています。「生きる力」の基盤である基礎学力は「読み」「書き」「そろばん」と言われています。それに加えて寺子屋式の学習法を引き継ぎ、先生と生徒のコミュニケーションを大切にすることで「社会で生きる力」を育むことを教育の柱の一つにしています。長い人生のわずかな期間に過ぎない高校時代ですが、一生を左右するほどの感動的な体験をする時期でもあります。じっくり腰を据えて行う勉強や学校行事などを通じて、自分の殻を打ち破り、社会に飛び立つ準備ができます。あなたの飛翔を応援するのが私ども教職員の仕事です。これから真剣に学び、感動体験をしたいと願う意欲的なあなたの入学を歓迎します。一度、松陰高等学校の門をたたいてみてください。きっと素敵なおみやげを持って帰れると思います。

 

松陰高等学校校章

左右のラインは松陰高等学校の「松の葉」を表現しました。円弧は岩国市にある錦帯橋をイメージしたものです。 「松の葉」と「錦帯橋」が表すHigh Schoolの「H」と、Sho-inの「S」を組み合わせて、Sho-in High Schoolを作り上げています。 松陰高等学校は、少人数の寺子屋式の教育、地域とつながりを持った教育を実践し、生徒一人ひとりとの関わりを大事にし、生徒が自己を見つめ、自己の可能性に挑戦していける高等学校です。その思いを私たちはこの校章に込めました。